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参院代表質問 経済政策への質問中心に論戦

2013年1月31日 12:53
参院代表質問 経済政策への質問中心に論戦

 国会で31日、野党が多数を占める参議院で安倍首相の所信表明演説に対する代表質問が行われ、民主党・岡崎議員は、安倍首相が掲げる経済政策について「バラマキの復活だ」と厳しく批判した。

 岡崎議員「旧態依然としたバラマキが復活しています。参議院選挙までミニバブルを続ければいい、ツケは未来に、あとは野となれ山となれ、という経済運営になってはいないでしょうか」

 安倍首相「財政健全化と日本経済再生の双方を実現する道筋を検討してまいります。『公共事業=無駄遣い』あるいは『悪である』という単純なレッテル貼りからは卒業しなければなりません。公共事業について、思慮深い議論を進めていく考えです」

 また、岡崎議員が、集団的自衛権の行使を認めることに前向きとされる安倍首相の姿勢は、従来の政府の憲法解釈の「見直しありき」ではないかとただしたのに対し、安倍首相は「新たな安全保障環境にふさわしい対応を改めて検討する。冷静な議論を進める」と述べた。