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菅官房長官「国民の生命と安全を守る」

2013年4月8日 12:02
菅官房長官「国民の生命と安全を守る」

 政府は7日、北朝鮮が弾道ミサイルなどを発射した場合に備えて、迎撃が可能となる破壊措置命令を自衛隊に出した。菅官房長官は8日、改めて「いかなる事態においても国民の生命と安全を守るべく、万全の態勢を取っている」と強調している。

 北朝鮮によるミサイル発射の予告がない段階で破壊措置命令が出されたのは、今回が初めて。ただ、政府は発令を公表しておらず、その理由について、菅長官は8日、「北朝鮮に手の内を明かすことになる」と述べた。また、政府関係者は「公表して全国民に警戒を呼びかけるほど状況は緊迫していない」などと説明している。

 破壊措置命令により、自衛隊は北朝鮮のミサイルを迎撃することが可能となり、迎撃ミサイル「SM3」を搭載した海上自衛隊・佐世保基地所属のイージス艦「こんごう」が日本海に配備されている。