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飯島氏訪朝に、安倍首相「ノーコメント」

2013年5月15日 12:40
飯島氏訪朝に、安倍首相「ノーコメント」

 安倍内閣の飯島勲内閣官房参与が北朝鮮の平壌を訪問していることについて、安倍首相は15日の参議院予算委員会で、「ノーコメントだ」との答弁を繰り返した。

 民主党・川上義博議員「(飯島参与の訪朝を)首相は事前に知っていたと、あるいは了解した(のか)」

 安倍首相「首相としてノーコメントです」

 安倍首相は訪朝の目的について「ノーコメント」とした上で、「拉致問題の解決は拉致被害者全員の生還、真相解明、実行犯の引き渡しが基本的方針だ」と改めて強調した。自らの政権の間に拉致問題を解決したいという強い意欲を持つ安倍首相だが、一向に問題が進まない中、飯島参与の訪朝で解決の糸口を探る狙いがあるとみられる。

 飯島参与は北朝鮮の宋日昊日朝交渉担当大使らと面会し、拉致問題の再調査などについて話し合うとみられているが、実際に拉致問題が進展するかどうかについては、政府・与党内から疑問の声も上がっている。また、「アメリカ・韓国とうまく調整できているのか」と足並みの乱れを懸念する声も出ている。