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特定秘密保護法案、20日も与野党協議へ

2013年11月19日 22:10
特定秘密保護法案、20日も与野党協議へ

 「特定秘密保護法案」をめぐる修正協議で、みんなの党は19日、与党との修正案に賛成することを決めた。与党側はさらに日本維新の会との合意を目指し、20日も引き続き協議することになった。

 みんなの党は役員会で、特定秘密の指定や管理について「首相が指揮監督する」と規定するなどの修正案に賛成することを決めた。

 一方、日本維新の会は将来的に全ての特定秘密を公開することを求めていて、19日の修正協議で与党側は、秘密指定期間に新たに60年の上限を設けた上で、60年を超えて延長できる「例外」として「外国との重要な交渉の交信、または内容」「情報の収集、整理またはその能力」など7つの項目を提案した。維新の会は60年の指定期間は評価するとしたが、例外の対象が広すぎるとして合意には至らず、20日も引き続き協議することになった。

 その後、民主党との修正協議も行われ、民主党は19日、正式にとりまとめた対案を説明し、与党側は持ち帰った。

 20日も引き続き、与野党の協議が行われる。与党側は今週中の衆議院通過を目指していたが、「丁寧な審議を尽くすため」として22日に地方公聴会を行うことを提案していて、公聴会が実現した場合には衆議院通過が来週に持ち越しになる可能性もある。