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陸自が降下訓練始め 「離島防衛」テーマ

2014年1月13日 1:56
陸自が降下訓練始め 「離島防衛」テーマ

 陸上自衛隊のパラシュート部隊・第一空挺(くうてい)団が、千葉・習志野演習場で12日、「離島防衛」をテーマに、新年恒例の降下訓練始めを行った。

 訓練第一空挺団は自衛隊で唯一のパラシュート部隊で、有事の際は自衛隊の中核となる精鋭部隊。訓練は、演習場を離島に見立て、敵が侵入した島に第一空挺団がパラシュートで降下し、撃退するというシナリオで行われた。隊員は高度1400メートルから正確に目標地点に降り立ち、ヘリコプター部隊などと連携して離島奪回訓練を行った。

 防衛省は、新たな防衛大綱で中国による進出を想定した「離島防衛強化」を掲げていて、第一空挺団も160人増やし、約2010人態勢に増強して有事に備える計画。