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首相“経済再生に全力で取り組む” 党大会

2014年1月19日 14:45
首相“経済再生に全力で取り組む” 党大会

 年に1度の自民党の定期党大会が19日、東京・港区のホテルで開かれ、安倍首相は演説で、経済再生に全力で取り組む姿勢を改めて強調した。

 安倍首相「日本は今、たそがれではなく新しい朝を迎えているんです。今年1年、日本が世界の真ん中で輝く国になるようにがんばっていこうではありませんか」

 安倍首相は「景気回復の風を全国に届けるのが私たちの責任だ」と述べた。その上で、賃金上昇の実現により消費を拡大し、企業の収益も改善させるという「景気の好循環」を作らなければいけないと訴えた。また、4月に消費税率が8%に引き上げられる影響を緩和し、経済成長と財政健全化の両立を目指していくことを強調した。このため、今週から始まる通常国会で、今年度の補正予算案や来年度予算案について「1日も早い成立を期していきたい」と述べた。

 また、外交・安全保障の面では「国際協調主義に基づく積極的平和主義の旗を掲げ、国民の生命と財産、領土・領空、日本人の誇りを断固として守り抜く」と強調した。

 党大会ではこの他、「全国で憲法改正に関する対話集会を行うことを含め、憲法改正の実現に向けて積極的に取り組む」ことや「党員獲得運動を強力に展開する」ことなどを盛り込んだ今年の運動方針を採択した。