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“好循環実現”通常国会がスタート

2014年1月24日 12:36
“好循環実現”通常国会がスタート

 通常国会が24日、召集された。午後には開会式などに続いて、安倍首相による施政方針演説が行われる。

 施政方針演説は今年1年の内閣の政治方針や基本政策を説明するもの。安倍首相は政権2年目も「経済最優先」の方針でいく考えを示す。

 菅官房長官「日本経済の再生に向けて、しっかりと前向きな議論をし、(法案の)成立を期して、『好循環実現国会』にふさわしい国会になるように取り組んでいきたい」

 国会の会期は6月22日までの150日間。4月からの消費税率引き上げによる景気への悪影響を少しでも減らすため、政府・与党はまず、補正予算案と来年度予算案の早期成立に全力を挙げる方針。

 安倍内閣はこの国会を好循環実現国会と位置づけている。「景気回復により所得の上昇、それが消費の拡大となり、さらなる景気回復につながる」というもので、政府は成長戦略の関連法案を約30本、提出する予定。

 これに対し野党側は、安倍首相が年末に靖国神社を参拝し、中国・韓国との関係がさらに悪化した点などについて厳しく追及する構え。ただ、日本維新の会やみんなの党は、政策によっては安倍内閣に協力する姿勢を示しており、野党各党の足並みがどこまでそろうかは不透明。