×

補欠選挙で自民新人当選 国会への影響は?

2014年4月28日 17:30
補欠選挙で自民新人当選 国会への影響は?

 徳洲会グループの選挙違反事件を受けた徳田毅前衆議院議員の辞職に伴う衆議院鹿児島2区の補欠選挙は、自民党・新人の金子万寿夫さんが初当選した。国会にはどんな影響があるのか。国会記者会館から槻木亮太記者が報告する。

 政府・自民党は、安倍政権の運営に「一定の信任を得た」と受け止め、連休明けから集団的自衛権の行使容認に向けた議論を加速する方針。自民党の石破幹事長は28日、1時間程、安倍首相と協議した。

 石破幹事長「今後のいろいろな、安全保障法制を含めた国会の段取り等々について意見交換した」

 しかし、同じ与党の公明党は慎重な構えを崩していない。山口代表は、今回の選挙結果について、「必ずしも安全保障が争点になったとか、評価されたということではない」と述べており、明らかに温度差がある。

 集団的自衛権を巡る自民党と公明党の溝が狭まるのかどうかが、連休明け、6月までの後半国会で、最大の焦点になる見通し。