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日仏「特別なパートナー関係」アピール

2014年5月6日 1:55
日仏「特別なパートナー関係」アピール

 ヨーロッパを歴訪している安倍首相は5日、5番目の訪問国フランスでオランド大統領と会談し、安全保障や原子力の分野での連携強化を確認した。

 会談では、中国の海洋進出により緊張感が増している東シナ海と南シナ海の情勢について、オランド大統領が「対話以外に解決の方法はない」との考えを示した。これに対して安倍首相は、自民党の高村副総裁の中国訪問など、緊張緩和に向けた日本側の努力を説明した。

 また、両首脳は防衛装備品の開発などの政府間協定の締結に向け交渉を始めることで一致したほか、放射性廃棄物を減らす次世代型原子炉「高速炉」の開発に向けた協力を強化することを確認した。

 安倍首相「世界の平和と安定、経済成長、文化の発展に貢献するものとなるよう、共に努力していきたいと思います」

 その後両首脳は、パリの街中を歩いて和食を紹介するイベントに向かい、すしや天ぷらなどの和食に舌鼓を打った。

 両首脳は、安全保障、原子力、文化交流など幅広い分野での連携強化を確認し、日本とフランスの「特別なパートナー関係」をアピールした。