×

規制委人事案、自公など賛成多数で衆院可決

2014年6月10日 16:22

 衆議院本会議で10日、原子力規制委員会委員に東京大学大学院の田中知教授を起用する人事案が諮られ、民主党など野党7党が反対したが、自民・公明両党などの賛成多数で可決された。

 田中氏をめぐっては、「過去に日本原子力産業協会の理事を務めていたことが委員としての欠格要件にあたるのではないか」との指摘が出ていたが、菅官房長官は「報酬を受けていなかったため欠格要件にはあたらない」と説明していた。

 衆議院本会議ではまた、東北大学東北アジア研究センターの石渡明教授を起用する人事案も可決された。

 人事案は11日に参議院本会議でも可決され、正式に承認される見通し。