拉致被害者調査 北「まだ初期段階」と連絡
拉致被害者などを巡る北朝鮮の特別調査委員会の報告について、菅官房長官は、北朝鮮側から18日に「調査は1年程度を目標としており、現在はまだ初期段階にある」との連絡があったことを明らかにした。
菅官房長官「北朝鮮から以下の連絡がありました。調査は全体で1年程度を目標としており、現在はまだ初期段階にある。現時点でこの段階を超えた報告を行うことはできない」
北朝鮮からの連絡には、拉致被害者らの安否情報など具体的な内容はなかったとみられ、菅官房長官は北朝鮮側に「調査を迅速に行い、その結果を速やかに通報すべき」と伝えたことを明らかにした。その上で、調査の現状について詳細な説明を早期に受けるため、北朝鮮側と調整中であると説明した。
また、菅官房長官は当初、1回目の報告時期について日朝双方が「夏の終わりから秋のはじめ」と認識していたが「現時点では未定だ」と述べた。