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安倍首相 ロシア・プーチン大統領と会談

2014年11月10日 0:42
安倍首相 ロシア・プーチン大統領と会談

 中国・北京を訪問している安倍首相は9日夜、ロシアのプーチン大統領と会談した。北方領土問題についても意見交換を行ったものとみられる。現地から竹内真記者が伝える。

 会談は約45分前に終わった。詳細な内容はまだ入ってきていないが、ウクライナ情勢をめぐりロシアとの距離感に苦慮してきた安倍首相にとって久しぶりに十分な時間をとった会談となった。

 安倍首相「きょうはしっかりと時間をとって、平和条約交渉、国際情勢について、ウラジーミル(プーチン大統領)と話をしたい」
 会談の冒頭、プーチン大統領も「最近の数年間、平和条約の締結に関する話し合いの再開など、日露関係はかなり成功を遂げてきた」と評価し、友好的な雰囲気で始まった。

 そして、会談は首脳同士としては比較的長い1時間以上行われた。

 去年、ウクライナ情勢をめぐりロシアとアメリカなどが対立を深めた影響で、日露間の協議も停滞していただけに、今回、北方領土問題やウクライナ情勢について落ち着いて協議できたことは一歩前進とは言えそうだ。

 9日の会談では、実現していないプーチン大統領の日本訪問について改めて要請したとみられる。今後は、国際情勢もにらみつつ、日露間の懸案で具体的な進展がはかれるかが課題になる。