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日独首脳 ウクライナ問題「積極的役割」を

2015年3月10日 0:33
日独首脳 ウクライナ問題「積極的役割」を

 安倍首相は9日、来日しているドイツのメルケル首相と会談し、ウクライナ問題で両国が積極的な役割を果たしていくことで一致した。

 「国際社会における一方的な力による現状変更の試みは許されず、国際秩序や法の支配が尊重されなければなりません」-また、安倍首相は共同会見で、ウクライナ情勢を踏まえロシアを含めたG8=主要国首脳会議を開催する環境ではないとの認識を示した。

 一方、首脳会談でメルケル首相は、戦後ドイツが周辺国とどのように和解してきたかを説明した。共同会見では「過去の総括が和解の前提になっている」と述べた。

 安倍首相は夏に発表する戦後70年の談話について未来志向のものにしたいという考えを示しているが、過去の大戦への反省をどう書き込むかが焦点となっている。