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豪潜水艦の共同開発手続き 参加を正式決定

2015年5月18日 22:18
豪潜水艦の共同開発手続き 参加を正式決定

 政府は18日、NSC(=国家安全保障会議)を開き、オーストラリア政府が新たに導入する潜水艦を共同開発するための手続きに、日本が参加することを正式に決定した。

 菅官房長官「日豪防衛協力の重要性に鑑みて豪州の将来潜水艦の選定に向けた手続きに参加することとし、これに必要な範囲での移転が防衛装備(移転)三原則に合致する。このことを本日のNSCで確認した」

 政府はまた、受注に向け、潜水艦の寸法や性能といった情報の一部を提供することも決めた。

 オーストラリアの新型潜水艦の選定を巡ってはドイツとフランスも名乗りを上げているが、オーストラリア政府は高い性能を持つ海上自衛隊の「そうりゅう」型潜水艦に強い関心を示していて、共同開発が決まれば、去年、「武器輸出三原則」を見直した「防衛装備移転三原則」のもとで、初めての本格的な技術輸出となる。