「ポスト岸田」には課題も…自民・茂木幹事長を直撃 訪米で存在感、思い入れ強い「少子化対策」中学生と交流 今後は?
今週、アメリカを訪問した自民党の茂木幹事長。「ポスト岸田」の有力候補として名前が挙がる一方、課題もあります。総裁選を来年に控え、今後について本人を直撃しました。
◆得意の外交で存在感 国会見学で子どもらと触れあい…
いつものスーツとは違うラフな服装でワシントンに姿を見せた茂木氏。アメリカ政府の要人らと相次いで会談し、得意の外交で存在感を示しました。
茂木幹事長
「(日本は各国にとって)なくてはならない存在、こういった日本になっていくということが、より重要なんじゃないかな」
幹事長就任から1年半となる茂木氏。給食費の無償化など少子化対策で発信を強めています。
先月、茂木氏は国会内で、中学生と触れあっていました。握手を交わし、「握力あるね」と声をかけます。政治を身近に感じてもらうため、国会見学での挨拶を20年以上、続けているといいます。
国会見学に来た中学生
「最初は怖そうだなと思ったけど、政治のことをよく考えている人だなと。優しい印象でした」
茂木幹事長
「どうにか少子化対策、しっかりやっていかなきゃならない」
周辺によると、「少子化対策」は自らの政権が実現した際に柱に据える政策で、思い入れが強いといいます。
◆「アピール先行」「部下に厳しく怒りっぽい」…課題に茂木氏は
ただ、党内には「アピール先行で少子化対策の中身を調整していない」との批判があります。また、「部下に厳しく怒りっぽいため若手議員が付いて来ない」との声も。
こうした課題について茂木氏は──
茂木幹事長
「何か焦ってると、将来について、そういうことはあまりありません。ありのままであればいいと思ってますし、自分らしさ、こういったものを1人でも多くの人に知ってもらうことがいいのかなと思ってます」
──もし今、総裁選があったら、目玉政策は少子化対策になる?
茂木幹事長
「うーん…。ちょっと飛行機の中で考えてみます」
「ポスト岸田」をにらみ、支持を拡大できるのか。茂木氏の真価が問われます。