政治家の防災服なぜ? #みんなのギモン

■“チグハグな印象”も
今、首相官邸のホームページを開くと、トップは能登半島地震対応についてのページになり、防災服姿の岸田首相や閣僚らの写真が並んでいます。発災以降、官邸では連日のように非常災害対策本部会議が開催され、出席した閣僚らは皆、防災服を着ています。
1月5日に国会内で行われた与野党の党首会談でも6党党首全員が防災服に身を包んでいました。
そして同じ5日、都内で行われた新年の互礼会で挨拶に立った岸田首相の防災服の胸元には大きな赤い花がつけられていて、花は来賓を意味するものとはいえチグハグな印象だとの指摘もあがりました。
大きな災害が起きる度に、被災地の知事だけでなく大臣らも防災服で記者会見などを行う姿を目にします。被災地の現場に行くのであれば動きやすく丈夫な防災服を着るのはわかりますが、情報収集や的確な指示を出す立場の政治家が東京で防災服を着ていることを皆さんはどう感じているのでしょうか。SNSでは・・・。
「とってつけたように見える」「作業着は作業をするときに着るものだ」「パフォーマンスだ」「現場主義をアピールしているだけでは」といった声の一方、「有事の際には防災服を着れるようにするのは悪くない」「スーツ着て出てきても、緊張感ないとか批判するでしょ」「今は非常時だと視覚的に国全体にアピールする有効な手段だ」との声が寄せられています。