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疑念持たれる発言は慎まなければ~安倍首相

2015年7月28日 16:10
疑念持たれる発言は慎まなければ~安倍首相

 安全保障関連法案の審議が28日から参議院の特別委員会で始まった。法案をめぐって礒崎首相補佐官が「法的安定性は関係ない」などと発言したことについて、安倍首相は「疑念を持たれる発言は慎まなければならない」と指摘した。

 礒崎補佐官は26日、大分市内の講演で安全保障関連法案について、「法的安定性は関係ない」などと述べ、与野党から批判の声があがっていた。

 28日の参議院の特別委員会で、民主党の福山哲郎議員は「礒崎補佐官を更迭する考えはあるか」などと安倍首相をただした。

 福山議員「総理、こんなけしからん、法的安定性をどうでもいいと思うような補佐官は、更迭すべきだと思いますよ」

 安倍首相「法的安定性を確保することはもとより、当然のことであって、私も従来から申し上げているとおりでございまして、そこに疑念をもたれるような発言は慎まなければならないと考えております」

 安倍首相はこのように述べたが、更迭する考えがあるかどうかについては言及を避けた。その上で、菅官房長官が礒崎補佐官に対し発言について注意したことを明らかにした。