安全保障関連法案をめぐり礒崎首相補佐官が「法的安定性は関係ない」などと発言した問題について、法案を審議している参議院の特別委員会は３日午後、礒崎氏を参考人として呼び、質疑を行う。

　委員会では礒崎氏が発言の真意などを説明したあと、鴻池委員長が質問を行うほか、民主党議員が野党を代表して１５分間、質疑を行う予定。民主党など野党側は礒崎氏の発言は論外だとして追及を強める姿勢。

　民主党・枝野幹事長「しっかりと納得できるような話がなければさらに時間を十分にとって真意をただすための場を設けていただくのか、そもそも今の職にとどまり続けること自体をより厳しく追及しなきゃいけないのか、それは答弁を聞いたうえでのことと思います」

　政府・与党内からも礒崎氏の説明次第では「守りきれない」との声があがっており、政権運営にも影響を与える問題になりつつある。