未公開株の購入をめぐる金銭トラブルを一部で報じられた問題で、武藤貴也衆議院議員が１９日午後、自民党本部に離党届を提出した。

　これは自民党の棚橋幹事長代理が明らかにしたもので、棚橋氏によると武藤議員は離党の理由について「プライベートの件で党に迷惑をかけている。これ以上の迷惑をかけるわけにはいかない」と説明したという。執行部は離党届を本日付で受理した。

　武藤議員をめぐっては１９日発売の週刊誌で、知人に未公開株の購入を持ちかけ、出資金の返還をめぐってトラブルになっていると報じられていた。

　離党届の提出に先立ち武藤議員は「ご迷惑をおかけした皆さまには心よりお詫（わ）びを申し上げます。今後関係者らと相談し、きちんと対応してまいりたい」とのコメントを発表していたが、１９日午後、自民党本部に離党届を提出した。