首相「安保環境ますます厳しさ増している」
参議院の予算委員会では24日、安倍首相も出席して集中審議が行われている。安倍首相は最新の朝鮮半島情勢などを例に挙げ、安全保障関連法案の必要性を改めて訴えた。
安倍首相は現在、韓国と北朝鮮が軍事境界線での地雷爆発事件をめぐり激しく対立していることも例に挙げ、安保関連法案は紛争などを未然に防ぐためのものだと強調した。
安倍首相「現在の朝鮮半島をめぐる動向、ロシアの動向等々を考えますと、また最近の中国の動向を考えると、安全保障環境がますます厳しさを増しているのは間違いないわけで、そうした戦争を、そうした紛争を未然に防ぐための平和安全法制と思います」
また、ロシアのメドベージェフ首相が22日に北方領土の択捉島を訪問したことについて、安倍首相は、「極めて遺憾なことだ」と述べた。その上で、北方領土問題の解決に向けて粘り強くロシアとの交渉を続けていく考えを示した。