菅官房長官と沖縄県の安慶田副知事が９日朝に会談し、政府と沖縄県の新たな協議会を作って対話を続けていくことで一致した。

　アメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐり、政府は先月から１か月かけて沖縄県側と議論したが、両者の溝は埋まらなかった。

　協議期間最終日の９日の会談で、菅官房長官と安慶田副知事は、官房長官や外相など４閣僚と翁長知事らをメンバーとする「政府・沖縄県協議会」を設置することで合意した。

　この協議会は双方の呼びかけで随時開催され、普天間基地の移設問題など基地負担軽減策や振興策について話し合われるという。