自民党神戸が“裏帳簿” 市議会が追及
兵庫県の神戸市議会の自民党系会派が、政務活動費を選挙の陣中見舞いなどに流用していた問題で、政務活動費の実際の使い道などを記した「裏帳簿」が存在することが新たにわかった。
神戸市議会の「自民党神戸」は、先月、病死した大野一・元市議を窓口に、架空のアンケート費として得た政務活動費約1400万円を所属議員らに選挙の陣中見舞いなどとして配っていた。
その後の取材で、「自民党神戸」の経理担当者が政務活動費の実際の使い道などを記した「裏帳簿」が存在することが新たにわかった。
経理責任者「(Q.具体的に政務活動費ということも知っていた?)初めは知りませんでしたけど。(Q.いつごろ知った?)徐々にですね」
「裏帳簿」には、複数の市議の名前が記載されているほか、「ベトナム行き小遣い」7人で約35万円などの支出も記されている。
神戸市議会は、14日午後から当時の幹部や経理責任者ら7人を順次呼び出し、裏帳簿の存在や政務活動費の管理体制などについて追及している。