日シンガポール首脳会談 防衛装備品の輸出可能に…協定締結へ交渉開始で合意
シンガポールを訪問中の岸田首相は、リー・シェンロン首相と会談し、防衛装備品の輸出を可能にするための協定の締結に向け、交渉を始めることで合意しました。
岸田首相「ロシアのウクライナ侵略を強く非難し、いかなる地域でも主権及び領土一体性の侵害や力による一方的な現状変更は断じて許容できないとの認識を共有いたしました」
両首脳は会談で、力による一方的な現状変更に対抗し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守るため、協力していくことを確認しました。
さらに両首脳は、日本からの防衛装備品輸出を可能にする「防衛装備品・技術移転協定」の締結に向け、交渉を始めることで合意しました。
日本政府は既にフィリピンやマレーシアなどと同様の協定を結んでいて、シンガポールとの間で締結に至れば、ASEAN加盟国では6か国目となります。