岸田首相“防衛費の相当な増額”野党側は財源ただす
岸田首相が防衛費の相当な増額を表明したことをめぐり、野党側は財源をどのように確保するのかただしました。
岸田首相は防衛費の内容や規模について、今後の予算編成過程などを通じて検討していくとして、財源については明らかにしませんでした。
立憲民主党・重徳和彦議員「日本の防衛力を抜本的に強化し、その裏付けとなる防衛費の『相当な増額を確保する決意』を表明されましたが、財源をどのように確保するのか、他のどの経費を節減するのか、財政運営の重荷にならぬよう、責任を持ってお示しください」
岸田首相「防衛費の内容や規模等について、新たな安全保障戦略等の策定や今後の予算編成過程を通じて、検討してまいります。その際に防衛費を安定的に確保する観点から、財源のあり方についても、あわせて検討してまいります」
野党側はまた、予算効率の向上のために防衛装備品の外国依存度を下げるべきだとただしました。
これに対し、岸田首相は「国内防衛産業は我が国の防衛力の一部だ」と述べた上で、「複数の国内防衛企業が撤退している厳しい現状も踏まえ、防衛産業強化のための抜本的な対策を検討する」と強調しました。