臨時国会召集めぐり 与野党の攻防続く
安倍内閣の新閣僚をめぐる問題が相次ぐ中、臨時国会をめぐる与野党の攻防が続いている。野党各党は大島衆議院議長に臨時国会を召集するよう申し入れた。
民主党や維新の党など野党5党は21日午前、大島議長に対し「内閣改造を受け、新閣僚の考えをただす必要がある」などとして、憲法の規定に基づき臨時国会を召集するよう申し入れた。また、21日夕方には参議院でも同様の申し入れを行った。
野党側は、過去に女性の下着を盗んだと一部で報じられた高木復興相の問題などを追及したい考え。これに対し、政府・与党は来月、衆参両院で予算委員会の閉会中審査を行い、その後、改めて臨時国会について判断する事にしている。
自民・谷垣幹事長「(臨時国会については)協議中の予算委員会の閉会中審査等々も踏まえて対応していきたい」
政府としては、新閣僚への野党側の追及を出来るだけ避けたいのが本音だ。与党幹部からは年内の臨時国会は見送る代わりに、年明けの1月上旬に国会を召集するとの案も出ている。