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日中首脳会談 “関係改善の勢い強化”必要

2015年11月2日 2:02
日中首脳会談 “関係改善の勢い強化”必要

 安倍首相は中国の李克強首相と初めて会談し、関係改善の勢いをさらに強めていくことが必要との認識で一致した。

 関係改善に向け、両首脳は外相の相互訪問の再開や東シナ海の資源開発問題について協議の再開を目指すことなどで一致した。また、東シナ海などで偶発的な軍事衝突を防ぐ防衛当局間の「連絡メカニズム」について、協議の再開を目指すことで一致した。

 一方、歴史認識問題では、中国側の説明では李首相が「歴史を直視、反省し関連問題を処理するよう望む」などと求めたのに対し、安倍首相は「深刻な反省に立脚し引き続き平和発展の道を歩む」と述べたという。

 ただ、日本側は歴史認識問題やアメリカ軍のイージス艦派遣で緊張が高まっている南シナ海情勢については、意見交換の有無も含め双方の合意で明らかにしないとしている。

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