キューバ訪問の法王、米国との関係改善促す
キューバを訪問しているローマ法王は20日、首都ハバナでミサを開き、国交を回復したアメリカとの関係を念頭に「隣人が何をしているかで判断すべきではない」と述べた。
フランシスコ法王は20日のミサで、「隣人が何をしているかで判断するのではなく、愛を持って接するべき」と述べた。
アメリカとキューバの国交回復をめぐっては、フランシスコ法王が仲介役を担っており、アメリカとのさらなる関係改善を促したものとみられる。
フランシスコ法王はこの後、約50年にわたって国を率いたフィデル・カストロ前国家評議会議長と会談した。
フランシスコ法王は22日までキューバに滞在した後、アメリカを訪問し、オバマ大統領と会談するほか、議会で演説する予定。