維持費年間12億“核燃運搬船”見直し要求
税金の無駄遣いを検証する「行政事業レビュー」が始まり、河野行革相は、ほとんど使われていない使用済み核燃料の運搬船「開栄丸」について契約の見直しを求めた。
河野行革相「開栄丸を視察に行こうとしても、船長がウランの防護措置の権限を持っているから見せられないという話になっていたり、くさい物にはずっとフタしてきたのが問題だと思うので、その口火だと思っていただきたい」
文科省担当者「現在の開栄丸の状況には課題があるということは認識」
開栄丸は、2006年以来、4回しか使われていないが、年間12億円の税金が維持費として投入されており、河野行革相は契約内容の見直しを求めた。
開栄丸を所管する日本原子力研究開発機構は、「コストを削減するためにどうするか真剣に考えたい」と述べた。
レビューは、13日まで行われる。