“民主・維新を年内解党、新党結成”で一致
民主党の細野政調会長や前原元外相と維新の党の江田・前代表が11日夜に会談し、年内に両党を解党し、新党を立ち上げるべきとの考えで一致した。出席者の一人は近く、岡田代表に会い、党を解党するよう直接求める考えで、岡田代表は難しい判断を迫られる。
11日夜の会合で、細野氏や江田氏らは、自民党に対抗していくために野党勢力の結集が必要だとして、年内に民主党と維新の党を解党し新党を結成すべきとの考えで一致した。
関係者によると、江田氏はその後、別の場所で民主党の岡田代表に会い、新党の立ち上げを促したという。また、民主党側の出席者も近く岡田代表に会い、党を解党するよう直接求める考えで、周辺には「執行部にプレッシャーをかけなければいけない」と話している。
一方、岡田代表だが、あくまでも解党には慎重だ。民主党幹部の1人は12日朝、「解党する考えはない。前原氏らに同調する議員は多くないだろう」と話した。
執行部の一員である細野氏や代表経験者である前原氏が江田氏と連携する事で、今後、党の存亡もかけた路線対立が激しくなりそうだ。