今年度補正予算案を巡る審議は１５日から参議院に移り、民主党の石橋通宏議員は所得の低い高齢者に対する臨時給付金について、恒久的な制度としてやるべきだと追及した。

　石橋議員「ばらまきというんじゃないですか、というふうに批判しているわけです。恒久制度で低年金対策、苦しいかたの対策やるなら恒久制度でしっかりやろう」

　安倍首相「今回は（予算）３８００億円ということでございます。これは一昨年の総選挙の際にもアベノミクスの果実によって少しでもできれば行っていきたいということでございまして」

　安倍首相はさらに「臨時給付金の対象者は消費性向も高いので消費の底上げにもつながる」と述べ、臨時給付金の意義を強調した。

　また無所属で民主会派に属する水野議員は、韓国との慰安婦問題を巡り自民党の桜田元文部科学副大臣が「職業としての娼婦。ビジネスだ」などと発言したことについて、安倍首相の見解をただした。

　安倍首相は「様々な意見があることは事実だが、これを乗り越えて、日韓両国政府は合意した」「このことを踏まえて発言をしていただきたい」と苦言を呈した。