民主・維新が合流、新党へ 党内手続き開始
合流問題が大詰めを迎えている。民主党と維新の党が合流し、名目上の新党立ち上げに向けそれぞれの党内手続きに入った。
維新の党の松野代表は23日、党の役員会で名目上の新党立ち上げに向け強い意気込みを語った。
維新の党・松野代表「昨日の夜、岡田代表とおおむね話を致しました。まったく新しい党名の、新しい形の新党を作ろうという事で、きょう、みなさんにおはかりをしたいというふうに思っています」
さらに、松野代表は「自民党に対抗する野党結集を行い、次の選挙で政権交代を目指す」などと意気込みを語った。
一方、民主党も23日午前10時から幹部が集まって協議した。出席者によると、岡田代表は新しい党名や党のロゴについて「来月中に決定したい」と語った。また、合流の進め方については民主党の大半の議員を一度、無所属にすると共に維新の党は解党し、両党の議員が新党を立ち上げる、と説明したという。これは、民主党を解党はしないものの新しい党を作ったという体裁を整えるための妥協案と言える。出席者からは特に反対意見はなかったという。
党名について、民主党内では「民主」の文言を残すべきとの意見が強い一方、維新の党は新しい党としての「まったく新しいイメージ」の名称を主張している。
両党は党内での了承が得られれば24日に改めて党首会談を開きたい考えだが、合流の進め方などをめぐって調整が難航する可能性もある。