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民主・岡田代表“新党も排除されていない”

2016年1月30日 22:20
民主・岡田代表“新党も排除されていない”

 民主党が党大会を開き、岡田代表は維新の党との合流について、「新党も選択肢として排除されていない」と述べた。しかし、党内には反対意見も多く、見通しは立っていない。

 民主党は夏の参議院選挙を、「政権交代への足がかり」と位置づけている。大会では「安倍政権への対立軸を分かりやすく提示する」ことや、「年内の衆議院解散・総選挙を前提に、候補者擁立に全力」をあげることを盛り込んだ活動方針を採択した。

 岡田代表は、「安倍政権の暴走を止め、近い将来、もう一度政権を担えるよう努力していこう」と呼びかけた。

 岡田代表「新党結成も選択肢として排除されておりません。安倍政権に代わる政治勢力として、本気でやる、そういった塊ができたというふうに思ってもらえるかどうかが、私は最も大事なことだと思っています」

 この発言について、細野政調会長らが歓迎する考えを表明する一方、党内には「看板だけかけ替えても、国民から信頼されるわけではない」などと反対意見も多くある。

 党大会終了後、岡田代表周辺は「代表は新党に後ろ向きになっている」と話した。岡田代表は3月末までに結論を出すとしているが、時間が限られる中、極めて難しい判断を迫られている。