河野統合幕僚長「統合司令部」の新設を検討
自衛隊トップの河野統合幕僚長が講演を行い、自衛隊の作戦計画や指揮を一括して担当する「統合司令部」の新設を検討する考えを示した。
現在、陸・海・空の自衛隊にはそれぞれに作戦計画や指揮を担当する「司令部」があり、統合幕僚長が直接各部隊に命令を下すことは出来ない。そのため北朝鮮のミサイル対処などの際には3つの自衛隊が協力して対処する臨時の司令部がその都度つくられてきた。
講演で河野氏は、「大臣の命令を部隊に伝え、実行させる機能を強化するために、課題は残っている」と指摘。今後、陸・海・空の自衛隊の作戦計画や指揮を一括して担当する「統合司令部」の新設を検討する考えを示した。