北のミサイル発射 首相が情報収集など指示
北朝鮮が弾道ミサイル1発を発射したことを受け、安倍首相は「情報収集、日本船舶への安全の確認、国民への情報提供を指示した。被害の発生は確認されていない」などと述べた。
安倍首相「けさ北朝鮮から弾道ミサイルが発射されました。ただちに私から情報収集、日本船舶への安全の確認、国民への情報提供を指示しました。今のところ、被害の発生は確認されていません」
日本政府の発表によるとミサイルは午前5時54分頃、北朝鮮の西岸から東側の日本海に向けて1発、発射された。ミサイルはその後、日本海に着弾し、日本国内への被害は確認されていないという。
弾道ミサイルの発射を受け、政府は内閣危機管理センターに設置されている官邸対策室に情報を集約しているほか、午前7時半から関係省庁の局長級の会議を開いて、対応を協議している。
また、午前8時過ぎから関係閣僚が集まって、国家安全保障会議を開いた。政府は今回の弾道ミサイル発射について「国連安保理決議に違反するもので、挑発行動のエスカレートを強く非難する」などとして北朝鮮に対し、北京の大使館ルートを通じて抗議した。