公明・井上幹事長 衆参W選挙に慎重な考え
公明党の井上幹事長が21日、青森市内で会見し、夏の参議院選挙に合わせて衆議院選挙を行うダブル選挙について「大義名分がなければやることにならない」と慎重な考えを示した。
「国民に、なるほどそうかと言われる大義名分がなければ、当然(衆・参ダブル)選挙をやることにはならない」-井上幹事長はこのように述べて、衆・参ダブル選挙について改めて慎重な考えを示した。
ダブル選挙をめぐっては自民党の溝手参議院会長が20日、「流れができるようであれば賛成だ」と述べるなど、自民党内から容認論が出ているが、井上幹事長はこれをけん制する狙いもあるとみられる。
井上幹事長はまた、政府・与党内から消費税率10%への引き上げを見送るべきとの声が出ていることについて、「法律で決められている。着実に行うことが基本だ」と述べ、来年4月に予定通り引き上げるべきとの考えを強調した。