高校生ら 福島での聖火リレーを首相に要望
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原発事故の影響で来年度から休校となる福島県の高校の生徒らが4日に安倍首相を訪ね、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの際に福島の浜通りで聖火リレーを行ってほしいと要望した。
高校生らが聖火リレーのコースに要望した浜通りの国道6号線は福島県の海側に位置していて、東日本大震災では津波や福島第一原発事故で甚大な被害を受けた。
福島県立双葉高校・菊池歩実さん「(聖火リレーに)国道6号を使用することにより、世界へ福島県の風評被害払拭につながり、福島県へのイメージ改善を図ることが可能なのではないかと思います」
これに対して安倍首相は、「浜通りを聖火ランナーが走ることは世界に向けて日本が、福島が復興したと示すことになる」と述べた上で「実現できるように皆さんとともに頑張っていきたい」と強い意欲を示した。