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【熊本地震】首相「ことは一刻を争います」

2016年4月16日 14:47
【熊本地震】首相「ことは一刻を争います」

【熊本地震】
 政府は16日午前11時過ぎに、同日2回目となる対策会議を開いた。安倍首相は関係閣僚に対し、被災者の救出活動や避難場所の確保に全力をあげるよう指示した。

 安倍首相「ことは一刻を争います。特に今夜から九州地方では雨・風ともに天候の悪化が予想され、土砂崩れなど二次被害も懸念されることからこの日中が勝負であります」

 安倍首相は、倒壊した建物に取り残された人の救出活動や、食料や毛布の確保など被災者支援に万全を期すよう指示した。

 菅官房長官は16日夕方までに、避難している被災者全員分の安全な避難施設を確保したいと述べた。また、川内原子力発電所など周辺の原発に「異常はない」と述べた。

 崖崩れなどで道路が寸断されている南阿蘇村には、孤立している住民が多数いることから自衛隊はヘリコプターでの救助活動を行っている。

 政府は今後、アメリカ軍に協力要請することも検討している。

 また、安倍内閣の閣僚の一人は「熊本県内で食料不足が深刻になっている」などとして対応を急ぐ考えを示している。