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安倍首相“夜を徹して救出、支援を”

2016年4月17日 1:25
安倍首相“夜を徹して救出、支援を”

 政府の対策会議で安倍首相は16日、被災者の救出などに全力であたるよう関係閣僚に指示した。

 この中で安倍首相は「助けをまっている方々がいる」などと述べ、被災者の救出活動や高齢者や乳幼児にも配慮したきめ細かな支援物資の提供などに引き続き万全を期すよう指示した。

 自衛隊は1万5000人態勢で救助活動や支援物資の輸送などを行っているが今後、さらに増員し2万5000人の態勢で対応にあたることにしている。

 現地では雨がさらに強くなると予想されることから政府は、被災者が屋内に避難するよう促してきた。

 菅官房長官は熊本県内の被災者約9万人が屋内の避難施設に入ったことを明らかにすると共に、3日分となる90万食の食料を供給すべく準備をしていると述べた。

 安倍首相は、「被災者の支援に夜を徹して取り組む」と強調したほか次の様に述べた。

 安倍首相「現地では天候が悪化する中、土砂崩れなど二次被害が懸念されます。細心の注意を払って、被害拡大防止に万全を期して参ります」

 閣僚の一人は「土砂災害が起これば一気に被害が拡大する」と述べるなど、政府は警戒を強めている。