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マイナンバーカード発行遅れ 不具合を解決

2016年4月27日 21:25
マイナンバーカード発行遅れ 不具合を解決

 情報処理システムの不具合により自治体の窓口でマイナンバーカードの発行が遅れている問題で、システムを管理する団体が27日に会見し、原因を突き止め、問題を解決したと発表した。

 マイナンバー関連のシステムを管理する「J-LIS」が会見を開き、不具合の原因2つを突き止め、先週、システム改修を行った結果、サーバーの処理速度が遅くなる障害が出なくなったと発表した。

 これまで6度の不具合で自治体窓口でのマイナンバーカード発行が大幅に遅れているが、今後は当初想定のペースまで引き上げられることになる。J-LISは問題が起きた背景などを調べ、6月までにその責任を明らかにするとしている。

 理事長を務める西尾勝東京大学名誉教授は、「マイナンバーシステム構築は複雑で、容易でない仕事だ。これをやり遂げることが私の責務だ」と述べた。自ら辞任する考えはなく、役員報酬返上を検討していることをほのめかした。