サミット開幕 各国首脳が伊勢神宮を訪問
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8年ぶりに日本での開催となるG7サミット(=主要7か国首脳会議)が三重県志摩市で開幕した。不透明さを増す世界経済への対応が最大のテーマだが、各国首脳らは議論に先立ってそろって伊勢神宮を訪問している。
安倍首相とサミット参加国の首脳らは26日午前、伊勢神宮内宮の宇治橋前に到着した。外国人も含め、大勢のSPや警察官が配備され、厳戒態勢の中、安倍首相は各国首脳を一人ずつ出迎えた。首脳らを一目見ようと駆けつけた一般の人からは首脳の姿が見えるたびに、歓声が上がっていた。
また、25日に約1時間にわたって首脳会談を行った、アメリカのオバマ大統領は最後となる午前11時10分ごろに到着し、安倍首相とかたい握手を交わしていた。
古くから日本人に親しまれている伊勢神宮は、日本中の全ての神社の最も上に位置づけられている。安倍首相はサミット開催が決まった際、「悠久の歴史を紡ぎ、たくさんの日本人が訪れる場所で、日本の精神性に触れていただくには大変よい場所として、G7のリーダーに訪れていただきたい」と話していた。
この後、安倍首相らは、サミットの会場となる賢島に移動し、会談に臨む。