蓮舫氏「志に素直で」都知事選、見送る意向
舛添知事の後任を選ぶ東京都知事選挙への立候補を検討してきた民進党の蓮舫代表代行は18日朝、枝野幹事長と会談し、立候補を見送る意向を伝えた。
蓮舫氏は会談で「国政を選択したい」などと伝えたのに対し、枝野幹事長が出馬の検討を続けるよう要請したため、蓮舫氏はひとまず態度を保留したという。
参議院選挙への立候補を予定している蓮舫氏は22日の参院選公示までに出馬を判断しなければならず、後から有力な対抗馬が出てくるリスクも考慮したものとみられる。枝野幹事長は公示ぎりぎりまで出馬の検討を続けるよう要請し、蓮舫氏は態度を保留したという。
枝野幹事長「日本の首都のトップというのはなかなか務まる人がいない。蓮舫さんがやっていただければ都政の刷新には力を発揮できるなと」
その後、蓮舫氏は参院選に向けた自らの事務所開きで挨拶し、国政に対するこだわりを示した。
蓮舫氏「次の世代に借金や負担ではなく可能性や未来を残したい。これは国政でしかやはりできない、私の志です。その時々の政治状況で色々な役割を求められることも承知しています。でも私は、自分の志に素直でいたいと思っています」
蓮舫氏は近く都知事選の立候補について最終判断することにしているが、その結果が今後の与野党の候補者選びに大きな影響を与えることになる。