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小池氏と石原会長が会談 党の結論は先送り

2016年7月5日 14:23
小池氏と石原会長が会談 党の結論は先送り

 東京都知事選挙の候補者選びは大詰めの調整が続いている。立候補を表明している自民党の小池百合子元防衛相は5日、自民党東京都連の石原会長と会談し、改めて自民党都連に推薦を求めたが、石原会長は結論を参議院選挙の後に先送りする考えを示した。

 会談は午後0時半過ぎから約20分で終了した。小池氏は改めて石原会長に自民党の推薦を要請した。石原会長は、今後、党のルールにのっとって取り扱いを協議する考えを示す一方で、参院選への影響を避けるため結論を参院選の後まで先送りする方針を伝えたという。

 会談後、小池氏は記者団に対して、参院選後の判断では都知事選の告示まで4日しかなく、時間的に難しいと語っている。

 小池氏「改めて自民党の推薦を頂戴したいということを会長にじかにお願いを申し上げました。結論からいうと(石原会長は)10日、参院選が終わってから結論を出したいということでありました。現実的には準備のことなども考えると難しいのではないかということを私のほうから申し上げまして」

 また、小池氏は自民党の結論を待たず6日にも立候補するかどうか最終判断する可能性を示した。出馬を断念する可能性については「総合的に考えたいが、その確率は少ない」と話している。

 自民党都連は前岩手県知事の増田寛也氏を擁立する方向で動いており、分裂選挙になる可能性もある。小池氏の最終判断が焦点となる。