今月３１日に行われる東京都知事選挙をめぐり小池百合子元防衛相は２日、自民党の推薦が得られなくても立候補したい考えを示した。

　『私にとりましては名誉ある撤退こそが不名誉だと思っておりますので、ここは東京都民のために出馬してすばらしい東京づくりに頑張っていきたい』

　自民党は東京都連が前岩手県知事の増田寛也氏に立候補を要請する方針を決めたが、小池氏は自民党の推薦を得られなくても立候補に踏み切る考えを示したもの。

　小池氏は「まずは自民党内で推薦して頂くのが第一だ」と述べて、自民党が一本化して「推薦」することに期待感を示した。

　一方、民進党の東京都連は２日朝、都知事選の候補者について協議し、すでに名前が挙がっている民進党の長島衆議院議員、柿沢衆議院議員ら４人を軸に調整を進める方針を確認した。また、自民党側が分裂選挙になる可能性も視野に入れる必要があることから様子を見極めながら対応する方針。