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都知事選 小池氏“強行出馬”表明へ

2016年7月6日 14:35
都知事選 小池氏“強行出馬”表明へ

 東京都知事選挙を巡り、自民党の小池百合子元防衛相は6日夕方、会見を開き、自民党からの推薦が得られなくても立候補する考えを表明する。自民党は分裂選挙になる公算が大きくなっている。政治部・伏屋由美子記者が伝える。

 小池氏は6日正午すぎ、記者団に対して「覚悟を決めて臨みたい」と述べ、自民党の推薦がなくても立候補する考えを明らかにした。

 小池氏「夕方にもその(立候補の)意思を明確にしたいと思っています」「(Q:それは無所属でも出馬される、推薦を得られなくても出馬をされるという方針?)はい。ここは覚悟を決めて臨みたいと思っています」「(Q:自民党を離党する考えは?)それは考えておりません」

 小池氏は5日の石原都連会長との会談を受けて、参議院選挙の後の自民党の判断を待っても推薦を得ることは難しいと判断したもの。周辺に対しては「しがらみのない選挙、しがらみのない都政を訴えていきたい」と話しているという。

 自民党都連は前岩手県知事の増田寛也氏の擁立を目指していて、小池氏の出馬により分裂選挙になる公算が大きくなっている。ある都連幹部は、「予想はしていた。仕方ない。もう小池氏と戦うしかない」と話している。

 今後は、増田氏が出馬するのか、その最終判断が焦点。安倍政権幹部は、「参院選の前にこんなことになるのはおかしい」と不快感をあらわにしている。