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自公“改選過半数”今後の政界への影響は?

2016年7月11日 3:27
自公“改選過半数”今後の政界への影響は?

 第24回参議院選挙が10日に投開票され、自民・公明両党が改選議席の過半数を大きく上回り勝利した。今後の政界の動きについて富田徹記者が中継。

 まず議席を大きく伸ばした自民党だが、安倍首相の政権基盤はさらに強まりそうだ。安倍首相は10日夜、参院選の結果について「アベノミクスをしっかりと加速せよということだと思う。国民の期待に応えていきたい」と今後の政権運営に自信を見せた。さらに「包括的で大胆な経済政策を早速、策定していきたい」として第2次補正予算案を編成する方針を表明した。

 一方で、憲法改正については直ちに国会発議を目指すことには慎重な考えを示している。

 「(Q:来年には憲法改正の発議を目指すか)憲法審査会において議論を深め、どの条文をどのように変えていくかということが決まっていくんだろう。収れんした後、国民の皆さんに問うのは国民投票において憲法改正を問うていくことに」-安倍首相はこのように述べ、まずは国会の憲法審査会で与野党の合意形成を目指していく考えを示した。

 また、閣僚と党役員の人事について安倍首相は「強力な経済政策を進めていく上において、力強い新たな布陣をつくっていきたい」と述べたが、時期については「与党と相談したい」と述べるにとどめている。

 一方、大きく議席を減らした民進党だが、岡田代表は直ちに辞任する考えがないことを強調した。

 岡田代表「私の任期は9月まであります。そこはしっかりつとめてまいります」

 9月に予定されている民進党の代表選挙に出馬するかどうかについては「白紙だ。しっかり考えていきたい」と述べた。今後、代表選に向けて党内の駆け引きが活発化する可能性もある。

 また、共産党などと統一候補を立てた「野党共闘」については党内でイメージダウンにつながったなどと不満もくすぶっており、今後、「野党共闘」継続の是非をめぐって路線対立が表面化する可能性もある。

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