3候補者が地方遊説スタート 民進党代表選
2日に告示された民進党の代表選挙で3人の候補者は3日から地方での遊説を始めた。党への期待感を取り戻せるのか、原聡子記者が報告する。
最初の遊説の場所は大阪。民進党が議席を減らし続けている場所が選ばれた。ここから党の再生を訴える。
代表選に立候補した蓮舫代表代行、前原元外相、玉木衆院議員の3人は主に経済対策で持論を展開した。
蓮舫代表代行(48)「行革なくして増税なし。本気の行革を、ぜひ蓮舫に代表にならせてやらせていただきたい」
前原元外相(54)「子育て、教育、障害者福祉、高齢者の安定、お金がいるんです。みなさんで公平に分かち合う中で、安心できる社会をつくりましょう」
玉木衆院議員(47)「今の日本で一番将来に残すべき資産は何だと思いますか。これは人材なんですよ」「人生の前半の社会保障は借金をしてもやった方がいい」
3人の主張は、財源の問題では細かい違いはあるものの、共に子育て支援など「人への投資」を強調している。また今後の野党共闘について、前原元外相と玉木衆院議員が共産党主導の共闘を否定し、蓮舫代表代行は「まず野党の連携ありきではない、民進党ありきだ」と述べるにとどめた。
今のところ、表面的には大きな違いの目立たない3候補だが、今後の論戦を通じて党への期待を回復できるかが焦点となる。