×

若狭氏が二階幹事長と会談 補選に出馬へ

2016年9月6日 18:25
若狭氏が二階幹事長と会談 補選に出馬へ

 東京都知事選挙で小池知事を支援した自民党の若狭勝衆議院議員は6日、二階幹事長と会談し、小池氏の失職に伴う衆議院東京10区の補欠選挙に立候補する意向を伝えた。

 若狭氏の立候補する意向を受けて二階氏は、自民党の候補者公募に応じるよう促した。これによって若狭氏は自民党の公認を得る見通し。

 若狭氏「今の段階はこれから公募に応じようという段階ですので、自民党の方もおそらく最大限いろいろと考えてくれるものと私は期待しています」

 自民党内には、都知事選で党の方針に反した若狭氏を擁立することに、否定的な声もある。そのため会談の冒頭、二階氏は若狭氏を口頭で厳重注意した。自民党幹部は「これで処分は終わったことになる」と話すなど公認への道を開いた形。

 こうした寛容な処遇の背景には、東京10区の補欠選挙に小池氏の支援を受けた若狭氏が自民党に反発する形で無所属で出馬すれば、自民党候補が負ける可能性が高いという判断がある。自民党幹部の1人は、「負ける選挙はしちゃいけない」として、若狭氏を公認候補として擁立する方法を模索してきた。

 自民党都連の幹部は「厳重注意が限度で、それ以上やると公認も応援もできなくなる」と話している。