二階氏の“会談”呼びかけ、小池知事が断る
東京都知事選挙で小池知事を支援した区議会議員らへの処分をめぐり、自民党東京都連と区議らの関係がこじれている問題で、自民党の二階幹事長が仲介しようと区議らに会談を呼びかけたが、小池知事が断った。
自民党の方針に反して都知事選で小池知事を支援した区議7人に対し、自民党東京都連は処分として離党を勧告している。小池知事は処分の緩和を求めてきたが、自民党都連の中には「党の方針に反したのに緩和しては示しがつかない」などと反対論が根強く、歩み寄る気配は出ていない。
こうした中、二階幹事長が仲介しようと処分対象の区議らに会談を呼びかけたが、小池知事は断った。
小池都知事「地元の区議のみなさんを、わざわざ大幹事長に御慰労いただくなんてめっそうもないからといって、私の方から(二階幹事長側に)おわびをしておきました」
これを受け、二階幹事長は「調整に動くことは全くない。そんな親切は党本部ができない」と述べ、これ以上の調整は行わない考えを示した。
自民党内にはいわゆる「小池新党」への警戒感も出ており、区議の処分問題をめぐり小池知事側との対立が再燃する可能性もある。