安倍首相とインド・モディ首相が会談
安倍首相は11日午後、来日しているインドのモディ首相と会談。両国は、原発輸出を可能とする日印原子力協定に署名する予定。
官邸前では11日午後6時現在、原発反対を訴えるデモが行われているが、官邸の中では、まもなく日印原子力協定の署名が行われる見通し。
インドは人口の急増による慢性的な電力不足に悩んでいて、安定的な電力供給源として、原子力発電を増やす方針。そこで必要とされているのが、日本の原発技術だ。
一方で、今回の協定は、日本がNPT(=核拡散防止条約)に加盟してない国と結ぶ初めての原子力協定となる。被爆地の広島・長崎からは、「核兵器開発への転用」を懸念する声も上がっていて、協定の締結にあたっては、インドが仮に核実験を実施した場合に、協力を停止する取り決めをどのように盛り込むかが焦点。
首脳会談ではまた、1路線で日本の新幹線方式の採用が決まっているインドの高速鉄道計画について、安倍首相がさらに複数の路線での採用を求めているものとみられる。