首相「トランプ氏と信頼関係築けると確信」
アメリカのニューヨークを訪問している安倍首相はトランプ次期大統領と会談した。終了後、安倍首相は「信頼関係を築くことができると確信が持てる会談だった」と語った。ニューヨークから青山記者が中継。
大統領選の勝利から8日目という極めて異例の早さで実現した会談。政府内にはリスクを懸念する声もあったが、安倍首相はトランプ氏との信頼関係の構築に自信を示した。
安倍首相「共に信頼関係を築いていくことができる。そう確信の持てる会談でありました。今回は非公式の会談であるということから、中身についてお話をすることは差し控えさせていただきたいと思いますが、2人の都合のいい時に再びまた会って、さらにより広い範囲について、そしてより深くお話ししようということで一致いたしました」
今回の会談はトランプ氏の自宅で通訳を介して2人きりで約1時間半に及んだ。政府内に「どんな人物か分からない」という声もあったトランプ氏について、安倍首相は「信頼できる指導者だと確信した」と強調し今後の関係に自信を見せた。
また焦点の駐留米軍など日米同盟やTPP(=環太平洋経済連携協定)について「基本的な考え方については話した」としている。その一方で「今後より深く話そうということで一致した」とも話していて、具体的な政策で詰めの話し合いはしなかったものとみられる。
「ゆっくり率直な話ができた」というきょうの会談を受けて、今後具体的な部分で日米の認識を共有できるかどうかが日米関係の行方を左右することになる。